忘れもしない、去年の6月18日、妹の誕生日でもあるその日、滑って転んで上腕上部を骨折。
ひとり、仕事帰りに行ったので、夕方、5時頃だったかな。夏は陽が暮れるのが遅いので、暗くなるのは7時過ぎ。一時間半ほどのコースなので、暗くなる前に戻れるつもりだった。
鬱蒼と緑の埋もれた谷の山道は、雨が降ると余計にぬかるんで、足元が滑りやすい。
それでも私は、日中でもほとんど日陰のそのトレイルが大のお気に入りで、小雨でも濡れながら歩きにいくこともしばしばあった。
濡れた大きな岩で滑って、肩から落ちて、痛みもそうだけど、ショックでしばらく起き上がれなかった。なんとか立ち上がったものの、肩が痛くて、まともに歩けない。
一歩ごとに痛むので、なるべく動かさいように、左手で骨折した右腕をしっかり押さえながら、なるべく振動が伝わらないようにとすり足で歩くため、早く戻りたいのに時間ばかり過ぎて、前に進まない。あたりはどんどん暗くなっていく。
あれ以来、ハイキングに行っていなかった。
一人で行くな、誰かと一緒に行け、と言われていたので、それを守ろうとすると実際問題なかなかハイキングに行けないでいました。
やっぱり、ひとりで、行くことにしました。
ウォーキングスティックをプレゼントしてもらったので、それを使いながら、慎重にハイキングを再開しました。
骨折させられた岩の場所を再確認しつつ、あの時のことを思い出しました。
山ガールって言葉、あれって若い女性だけにしか当てはまらないのかな?
山男は、若くなくともいいのよねー。。。