ゴールデンフューチャー

55歳、人生後半が一番❗️と思えるようにする

キロロへひとりスキー、記憶が飛ぶ経験

 

今回の旅行のメイン、バケットリストのトップでもあるスキー、

夫はスキーに興味がないので、私ひとり。。。30年ぶり。

でも、大丈夫! なるべく怖くないように、安心出来るように、と 

初心者一日レッスンを申し込んであります。

 

小樽駅前から、バスに乗り、小樽内の数カ所のホテルに止まり、客を乗せて、約1時間ちょっとで、キロロ、マウンテンセンターへ到着です。乗客は外人さんも多かったです。

 

ウェアー、スキー道具一式、前もってレンタル予約してあったので、受け取り、着替えてインストラクターとの待ち合わせ場所に向かうと、ラッキーにもグループレッスンに申し込んだにも関わらず、生徒は私ひとり!!!

 

 スキー板のつく方、ストックの握り方も忘れていたので、教わったあと、

え?もうリフト乗っちゃう?って感じで、速攻。

リフト降りる時にお尻が上がらず、ちょっと焦ります。インストラクターが腰を押してくれたから立ち上がれて、問題なかったけど、

やはり、インストラクターと一緒で、安心。良かったです。

 

 なんの抵抗もない雪、これがパウダー、と言うのか、

キロロのその日のゲレンデコンディションは最高だったと思います。

一回転んで、立ち上がるのに、苦労。お尻を板に近づけて、立ち上がる。

レッスン最初に教わった、立ち上がり方。その通り、試みます。

いゃ〜、お尻が重い。インストラクターに手を借りて、なんとか立ち上がりました。(汗)

 

 午前中のレッスンを終え、レストランで休憩。

朝食のバイキングのお陰で、お腹は減ってないので、ケーキを食べて、午後に備えます。

 

レッスンのコースは傾斜も緩く、インストラクターも隣にいるし、怖くありません。

「午後は登頂へ行きましょう、寒いですから、ホッカイロがあれば使うといいですよ、」とアドバイス

持っていなかったので売店でカイロとスキーマスク(バクラバ)を購入して、午後からのレッスンへいざ出陣。

 

 ゴンドラに乗り、ずっと上の方へ。

 

それほど、急な斜面ではありません。

バランスを崩したのか、転んで、コツンと頭を打ちました。

ちっとも痛くありません。

 

インストラクターに「今、頭打ちましたね」と言われ、周りを見渡すと、、、、

 

一面の銀世界

 

あれ、私、なぜここにいるの?

 

私の記憶が抜けてしまったのです。

 

どうしてスキー? 

 

私、ひとりなの?

 

この人、(インストラクター)私が雇ったの?

 

どうやってここに来たんだ?

 

必死にここに至る記憶を繋げようと、思い出そうと、しました。

 

(夫の顔が浮かびます) あれ?私確か、結婚してた、かな? でも、そうなら、なぜひとりなんだ?

 

夫は?  死んだのか?

 

インストラクターが、「すぐそこのロッジで休憩しましょう」と

しばし、休憩、とてもよく見てくれている、インストラクター。

 

ご主人は今、何処ですか?

どうやってここまで来ましたか?

 

など幾つか、質問をしてきてくれて、私も記憶が戻ってきました。

 

「大丈夫そうですね」

 

インストラクターにそう言ってもらい、山を降りてきました。

 

記憶喪失は、一過性のものだったようで、今はなんともありません。

 

でも、後から思うに、夫が死んだことにしちゃってるのは、大笑いです。

願望でしょうか❓(あはは)

 

昔、短期間でしたが、アルツハイマーで不穏になる人と接したことがあります。

 

自分がいる場所が分からない、全ての記憶が霞がかって、それを繋げようと、考えるのですが、わからない。

そんなことが今回起こったわけですが、短期間だったから良かったものの、ずっと霞がかかって見つからないようだったら、どんなに不安だろうか、自分の生きてきた道がわからなくなる、自分がわからなくなる。

 

そんな、ミニアルツハイマー経験でした。